魔法騎士レイアース感想

スパロボ30に備えての予習

 

レイアース見終わったので完走

 

 

漫画は読み終わってて、アニメは途中までしか見てなかったのを、改めて見直して感想。

 

個人的評価

 

普通に面白いけどものすごく面白いまではいかなかった

スパロボ30の作品の中では平均近辺ぐらいの評価

 

 

音楽

 

一番良かったのはすぎやまこういちの曲の中でも好きな方。OPEDの歌詞にすべて海風光が入っているのもよかった。

 

光と影を抱きしめたままが本当にラストになるまでOPにならなかったのはびっくりした。有名だし気合入ったOP作画なのに、こんなに短い期間しか見れなかったのかと思った

 

全体

 

最初の方はRPGみたいな進み方。意識されたものだと思いながら見ていた。

ただ、RPGでイベントの合間に単体では特に重要でない村に立ち寄りました、みたいな場面まできちんとアニメ化しているので、ところどころが冗長には思えた。

 

後半になるとそもそも展開が分かりづらく思えた。特に回想が、見たことない回想と見たことある回想が混じって流されると、わかりづらいというのを感じられたのが、見ながらなるほどと思ってしまった。

 

OPの前に前回のまとめが入るようになったので、制作側もわかりづらいところは意識していたのかもしれない。

 

倒置法のような表現が多用されているせいでわかりづらいということに最後の方に気づいたので、最初から意識していたらもっと違ったかもしれない。

 

例えば、

 

ノヴァが倒れる→光だけ残る→ノヴァと会話

 

のシーンが、

 

ノヴァが倒れる→海と風が2人で先に行きながら残った光るを心配する→光がノヴァと会話

 

のように、光が残るという説明を、他の二人が先に行っているのが光が残っている、のように、見ながら多少の行間を埋める必要がある場面がしばしばあり、ながら作業だとやや混乱する場面が生まれるアニメに思えてきた。

 

わたしがかなりながら作業で見ていたせいでわかりづらく感じられたところはあったと思うので、そのうちまた見直す必要があるかもしれない。

 

話自体は前半の最後の落ち以外はだいたいが予想の範囲内だったが、予想の範囲内じゃないと倒置法的な表現の意味が全く分からないので、これでいいと思う。

 

ロボ・戦闘

 

これが一番驚いたのだが、あまりに主人公たちが弱すぎる。

 

象徴的なのが、

 

イーグル vs 魔神3体

 

の戦闘。

イーグルが、ウインダムは守り重視、セレスはスピード重視、レイアースは攻撃重視、まで解析した後、ウインダム、セレス、レイアースの順に倒すと作戦を練っていたのだが、その後、一瞬でワンパンでウインダムを倒して、同様にセレスを倒して、セレスを盾にレイアースと向かい合ってその話が終わった。

 

が、戦略が効いたような描写もなく、ワンパンで各個撃破されていく主人公チームというのはなかなかに衝撃的だった。

 

万事においてこんな感じで、魔神の有無にかかわらず、大体あっけなく負けて、誰かが助けに来る感じで、物語上の節目でだけそのまま勝っているという印象だった。

 

いくら何でもこれは弱すぎだろと思えるぐらいに魔神チームが弱くて、衝撃をうけたしまった。ここは流石に何とかしてほしかった。

 

また、魔神チームが魔神(マシン)という読み方からしてワタルだし、主人公チームの属性からしグランゾートだなと何となく思いながら、よくある設定だからこうなることもあるだろうと思っていたら、魔神に乗り込むときの魔法陣の表示があまりにグランゾートで、見ながらびっくりしてしまった。魔法陣の表示もよくある演出だから自然だとは思うが、レイアースより更に昔のグランゾートがそれだけ完成されたアニメだったということかもしれない。

 

キャラ

 

主人公たちのキャラもよかったが、後半の敵3国のキャラが立っていたのが特によかった。

後半の登場キャラはだいたい最初にお披露目終わっていて、お披露目済みのキャラだけで話が進んでいて、これがかなりすごいことだと思う。

 

キャラを増やすのが話をつなぐ一番手軽な手法なので、増やさずに元あるキャラで完結するような話の構成になっているのは、それぞれのキャラの描写が立っていてこそだろう。

 

総評

 

主人公が弱いのが気になる、音楽とキャラは良くて、話がちょっと見せ方わかりづらいところもあるけど、面白かったアニメ