今更シンエヴァ感想

半年ぐらい寝かせると感想も落ち着くので改めて

 

 

エヴァの感想で大昔に見たもので記憶に残っているもので、「アスカはいなくてもストーリー進行に関係ない」というのがある。最初は、綾波派の過激な意見か?と思ったのだが、よくよく考えると確かに、という感じだった。

 

vs ガギエルは漫画だと事実上カットされてるし、イスラフェルも新劇ではいない。

旧劇の最後の覚醒二号機のシーンは確かにエンタメとしては大事だと思うのだが、そもそもがイデ発動で終わる作品なので、二号機覚醒関係のシーンもカットして問題は起きないと思える。

 

だが、だからといってアスカが不要というわけではなく、本筋と分離可能なキャラがメインキャラとして挿入されていることで、話の横の広がりを作っていると捉えることが出来るだろう。ストーリー進行はいわば縦の広がりであり、縦の広がりに関係ないキャラが作品に不要ということではないのだ。

 

さて、そこまでを前提にして、わたしの破を観たときの感想に戻ろう。

 

アスカとバルディエルのシーンとQ予告を観たときに思ったことは、旧劇だとアスカは本筋から分離可能なキャラだったけど、それを改めて、ストーリーと分離不能なキャラにしてきたのだろうと思った。その点で、ある意味では、旧エヴァからの改善点を明確にしているとも捉えて、そのときは終わった。

 

が、タイムスリップした気持ちで、その時の感想をその段階で止めないで、もう一段進めようと思う。

 

「待てよ、破で、『存在抹消しても話の展開に一切関係ないキャラ』そういえば登場したよね?アスカが分離可能なヒロインから分離不可能なヒロインに移行する展開なのに、新たに分離可能なキャラが出てきたってことは、もしかして、こっちのキャラの方が・・・・・・」

 

と、頑張ればこの時点で感想に至れたような気がしてきている。きちんと考察している人は見る前からオチの予想が出来ていたともいうが、振り返ってみると、かなり自然に予想できたラインだったなぁと、今更にして思う次第である。