第一回:戦隊モノ鑑賞会

参加者は自分プラス友人1人。1人の前提が

履修済み:ドンブラザーズ(FLTまで見せたけど、ゼンカイドンブラとかは未履修)、キングオージャー

見たけどあまり覚えてない:アバレンジャー

 

当日のメニューは、

  1. ドンブリーズ
  2. ゼンカイジャーのピックアップ
  3. ドンブラゼンカイ
  4. アバレンジャーのピックアップ
  5. アバレンジャー20th 許されざるアバレ
    1. 面白いので絶対見た方がいいです

それでは結果報告に

 

1.ドンブリーズ

ドンブリーズは自分は何回も見てて、アバパが流れるタイミングも完璧だし、雉野がノーマル雉野だから本編のどこに刺しこむ話なのか説明がつかない以外はそのまま本編に持ってきて上位になる、とてもいい作品だと思ってるという評価

 

友人からもやはりほぼ同様の感想をもらいました

 

ただ、脚本が井上敏樹じゃなかったのには相当驚いていた。井上敏樹以外がドンブラザーズ作れるとは確かに思わないよね。

あと、存在は知ってたけど10分ぐらいのショートだと思ってたら、フルに密度濃くてびっくりしたらしい。

 

自分はそこら辺の感想に加えて、ドンブリモードの方が普段より強いお供達が面白かった

 

2.ゼンカイジャーのピックアップ

 

いくつか見せたけど、とりあえず自分と共通の感想で出たのが、「ワルドが強い」。なんかどのワルドも単体で世界征服できそうな能力持ってて、やばい。

 

あとは単発回いくつか見てゼンカイジャーがどんな作品かの雰囲気を知ってもらおうと思ってピックアップして鑑賞。

 

自分的には、面白い単発回が続くけど、一連のドラマとしては捉えづらいサザエさんみたいな戦隊ってイメージで、サザエさんと思ってみられるかどうかで評価がだいぶ変わる戦隊ってイメージ。自分はゼンカイジャー大好きです。

 

友人の評価は単発回はよくできているというのは貰えて、とりあえず安心。あと、いのち短し、恋せよゼンカイはずるい。って言われた。終わったあとにジェットマン最終回確認しても笑っちゃうよ、あれ。

 

単発回のパワーは非常に高いので、ピックアップ向けだったと思う

 

3.ゼンカイドンブラ

 

ゼンカイ見てからこれに入ったので、まず「ゼンカイの続き見てる感じ」ってなった。そりゃそうだ。

ゼンカイジャーはほんといつものゼンカイジャーしてるのがこの映画のいい所。

 

自分はドンブラの部分の方がドンブラをどうとらえるかで評価がだいぶ変わる作品だと思ってて、キャラと演者の成長を描いた作品がドンブラであるって捉えたら、ドンブラゼンカイのドンブラはあまりイケてないと思ってる。理由は、成長がリセットされているので、一年の積み重ねがないことになってるから。ただ、人間って案外そんなもんかもねってリアルさもあるし、鋭いギャグとはっちゃけたキャラが織りなすワチャワチャ群像劇がドンブラの本体って捉えたら十分面白いしで、評価できるところもある。

なので、結構人によって評価割れるんじゃないかなーって思ってる作品。

 

友人からは前者の感想はもらわなかったので、普通にギャグと群像劇として楽しんでもらえた模様。特にソノイとタロウの関係性や、タロウ復活のあたりは楽しんでもらえたようでよかった。この映画のなかで、そこのところはドンブラとして見ていいところしかないと思っていたので。

 

ただ、これで終わりで一年待たされるのマジ?とは当然感想貰った。

映画館で終わったとにリアルで、「え、これで終わり!?」って言ってるお客さんいたぐらいだし、そりゃそうなるよね。

 

4.アバレンジャーのピックアップ

 

釣りバカ日誌コラボの1話見ればアバレンジャー十分思い出せるだろうってことで、それだけ視聴。

自分は普通に面白いし、それなりに狂っているのが戦隊っぽい、いいコラボ回という印象の話。

 

概ね同様の感想なんだけど、次のアバレンジャー映画に進む前にアバレンジャー自体の感想みたいなのは入った。

 

  • トリノイドがゼンカイジャー見たあとだと弱く見える。一般人をオリーブにするトリノイドいたけど、ゼンカイジャーなら一瞬で全員オリーブにしてるといわれた
  • オリーブをモチーフにしているけど生かせていない(トリノイド全体の設計で共通する課題)
  • アバレっていうけど、アバレンジャーアバレキラー以外いい子の集まりになっている。ドンブラザーズの雉野の暴れっぷりを見た後だと、特にアバレンジャーより暴れてる戦隊あるよねってなる
    • ここは戦隊に共通する課題だと思っていて、どうしてもいい子の集まりになってキャラが複数人いても没個性化してしまう危険あるのが、難しいところだと思う。キングオージャーはそこら辺ちゃんと意識したのかなって思うところ

5.アバレンジャー20th 許されざるアバレ

 

実は自分はこれがものすごく面白いって噂を聞いてからアバレンジャーを履修。それで見たけど、なんというか想像をはるかに超えて面白くて、個人的にはゴジラ-1.0とかを超えて、2023年で面白かった映画ランキング一位。

 

前述の感想の友人も絶賛してる珠玉の一品でした。

 

  • トリノイドが強いし、モチーフを活かしている
  • 本編よりずっとキャラが生き生きと動いてる(暴れてる)
  • どの場面を切り取ってもよくできていて面白い

 

というのが共通の感想の大枠。加えた共通の感想で、

 

  • アバレンジャーという作品がどのような作品であるのか、深堀を行って、魅力となるパーツを丁寧に選んで組み合わせた傑作作品
  • メタパロディとしての完成度が傑出している

 

というのがある。どのシーン見ても笑えるすごい映画だと思う。友人はずっと笑ってた。「アバレイエロー!?」のシーンが一番鋭いギャグだと思ってるんだけど、その認識も共有出来た。

 

加えた自分の感想で、アバレンジャー20thは作品の魅力を最大限引き出すように分析して組み上げたうえで、それをメタパロディとして昇華した、いわば「敷居の非常に低い笑える作品」であると同時に「懐かしむために見に来た人に最大限の満足を与えるようにも設計されている作品」であることがすごいと思っている

 

要するに

 

  • 普通に面白い映画を見に来た層
  • アバレンジャーの同窓会だと思って見に来た層

 

の両方を満足させる出来になっているということ。これはSEED FREEDOM に近いところがある。SEED FREEDOM とほぼ同じことやってると考えていいかもしれない。

 

アバレンジャー20thの完成度が高すぎるので感想戦も非常に盛り上がりました。

最近フリーレンとかブレイバーンを一気見してから戦隊視聴会に来てくれたようだけど、Tier的にはドンブリーズとアバレンジャー20thはフリーレンやブレイバーンと並ぶ最上位になるとの感想で、アバレンジャーがあまりに面白く再構成されていて、ここまで面白くなっているとは思わなかったと絶賛していました。

 

というのがレポートです。

 

今回の鑑賞会をまとめると、アバレンジャー20thはpixiv キャラ辞典と、どっかで1話分見るだけで十分な予習量になる上に、とんでもなく面白いのでみんな見てくださいという事です。