友達は多い方がいい←嘘松

タイトルのことを五年ぐらい前に重く見積もりなおして交友関係色々弄ったのでその話

 

 

「友人は多い方がよい」といわれてることも、「友人は選んだ方がいい」といわれることもあるように感じている。

 

あるとき「友人は維持にコストがかかる」とはっきり気づいた。

 

それは、年一回の忘年会の参加であったり、なんてことはないdiscordでの通話参加であったり、Twitterでつぶやきを見てなんとなく維持した気分になったり、と様々である。

 

そして、お互いがコストを払うのをやめることを、いわゆる「自然消滅」と表現するのだろう。

浅く広く付き合いたい人は、一人一人には低いコストの支払いで多くの友人との交流を持ち、深く狭く付き合いたい人は、平均的に高いコストを友人に支払うのであろう。

 

今回明記したいことは、人間が友人維持や交友関係に使える時間は有限であるということである。

 

いわば、バッファを抜きにすると、

 

その人の交友関係に使える時間 / その人にとって望ましい友人維持コスト = その人の持てる期待友人数

 

という関係に、ここまでの内容をまとめることができる。

 

さて。本題は次であって、友人の維持にコストがかかり、さらにコストの範囲内でしか友人が作成できないのであれば、これは

 

「コストが一定のもとで最適解を探す」

 

という、数理最適化の問題の一つに落とし込めるのだ。

 

直感的な説明をすると、「友人維持にコストがかかるのでコスト投資に対してリターンが薄いと思った相手は切った方が効用が高い」という身もふたもない内容である。

 

この文は正しく理解しないと誤解を招きかねないので、より詳しく見ていこう。

 

今回の主題は、

 

「コスト投資に対してリターンが薄い相手は切った方が効用が高い」

 

ということである。つまり、0投資で0リターンの場合、切る方がいいとは全くいっていない。

 

要するに、100投資で5リターンのような友人は切って、コストをより効用が高い友人に支払うべきだという主張だ。

 

具体例は枚挙に暇がないが、

 

・こちらから何か情報を提供するが相手からレスポンス、ほんのわずかな手伝いさえ一切ない

・相手の祝い事になにかこちらからプレゼントは送るが相手からは一切ない

・遊びに誘うが全然来ない

・相手の課題は手伝ってあげてるのに、こっちの課題は全然手伝ってくれない

 

などなどに該当するなら、こっちからかけるコストは効率があまりにも悪いし、相手もその程度の重要さにしか思ってないということなので、切っても自分が思ってるほど影響はないだろう。

 

かなり打算的はしてしまっているが、不満なく長く続く友人関係をつくるのは、お互いの相手へのコスト観が一致している相手と付き合うのが最適だろうとわたしは考えている。

 

5年ぐらい前に割りが全然合わないと思った交友関係は結構整理してしまったのだが、今振り返ってみても、正しい行動だったと思えてるので、こうしてしたためている次第だ。